ISO感度とはCCD受光素子の光に対する感度のことです。ISO感度が高ければ、高いほど、少ない光にも受光素子が反応し、適正な露出を得ることができるので、同一の絞りでもシャッター速度を早くきることができます。ただし、高ければ高いほど良いかというとそうでもなく、感度が高くなればそれだけノイズに対する感度も高くなり、写真全体がざらついたイメージになってしまいます。逆にISO感度が低くなると暗い場所ではシャッター速度を早くきることはできませんが、ノイズの少ない滑らかな写真を撮ることができます。私はNIKONのD70を利用していますが、ISOが400を超えてくるとノイズが目立つようになるため、明るい場所ではISOは200以下を使うようにしています。
ISO感度は100、200、400、800、1600、3200と増えてゆきますが、一段上がるたびに同一絞りであれば適正露出を獲るためのシャッター速度は半分になります。
ISO感度はよくコップの大きさにたとえられます。そしてコップに入れる水の量が光の量になります。感度が高ければ高いほど多くの光量が適正露出を得るために必要となり、低ければ低いほど少ない光量で適正な露出をえることができるというわけです。
ISO感度 |
低い |
← → |
高い |
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多い |
← → |
少ない |
適正露出を得るための光の量(水の量) |
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